カラーベスト

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カラーベストとはセメントを加工した、厚み約6mm程度の板状のものを張り重ねて屋根を形成しています。
このカラーベストのポイントは少し多く、6点となります。

  1. 退色
  2. コケやカビの発生
  3. 板金のシールの劣化と剝がれ
  4. 板金の固定釘の抜け
  5. 破損
  6. 反り

.退色とは元々の色が白くぼけて見える様になる現象で、塗膜が劣化している証拠です。
劣化の第一段階の状態ですが確実に進行しているので、放置せず塗り替えを考え初めるきっかけとお考え下さい。

2.塗膜が劣化、退色して徐々に撥水性が失われていくと共にコケやカビの発生が見られる様になります。
コケやカビが発生するという事はそれだけ長く水分がとどまっている証拠になり、この事からだけでも屋根としての機能が損なわれはじめている事が見て取れます。
この段階での塗り替えをお勧め致します。

.カラーベストは平らな板状で曲げる事ができないため、角度がある部分には必ず継ぎ目ができてしまいます。
この部分をカバーする為に板金で覆うのですが、板金自体にも必ず継ぎ目があります。
大半の部分が職人の技術により水が侵入しないよう加工が施されているのですが、完全ではない部分にはシールで補強しています。
つまりこの部分のシールの劣化や剝がれは雨漏りの原因になる可能性が高くなってしまいます。

.板金は釘で固定してあるのですが、よく浮いてしまっています。
この現象は風等の影響で板金が振動して起こる現象だと思われますが、この状態のままでは強風や台風時に飛んでしまったり、隙間ができてその部分が雨漏りの原因となってしまう可能性が出てきてしまいます。

.カラーベストとはセメントを薄い板状に加工したものです。
ある程度の強度はあるのですが、コーティングしている塗膜が劣化するに従って徐々に脆くなってしまいます。
この状態が進行すると、寒暖差からくる膨張や収縮、少しの外的要因で破損してしまう可能性が出てきてしまいます。
この状態であれば早急なメンテナンスが必要となります。
放置し、さらに劣化が進むと塗装できなくなり、屋根を葺き替える必要が出てきてしまい多額の費用がかかってしまいますので、手遅れにならないうちにメンテナンスをしてあげてください。

.上記の.の状態が進行するとカラーベストは徐々に反ってきてしまいます。
素材が吸水と乾燥を繰り返して起こってしまう現象で、この状態では塗装が不可能なため屋根を葺き替えるしかありません。

屋根はお家の寿命を延ばす為の重要な役割を担っています。
屋根材は余程の事がない限り、定期的なメンテナンスを施す事で長持ちする素材なのです。
この事を踏まえてご参考にして下さい。



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